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株式会社未知様
インタビュー記事

未知株式会社下方 彩純 社長

株式会社Ms.C宮内 沙耶乃 代表

➀僕って中性的らしいです。社員によく言われます(笑)。

  • 宮内

  • 初めまして。唐突なのですが、なぜ未知株式会社様は従業員の8割が女性なのでしょうか?

  • 下方

  • 弊社は記事を作成している会社なのですが、記事作成という仕事はコツコツ型と言われています。そういった仕事は実は男性よりも女性の方が向いているみたいで、女性は長く続けてくれる人のほうが多いイメージです。
    もうひとつ目の理由はよく社員にも言われるのですが、実は僕が女性っぽいことにあるみたいです。実は服とかも好なので。そういった点から面接をしても結局、女性を採用することが多くなっているのかもしれません。

  • 宮内

  • 確かにいつもおしゃれですよね!

  • 下方

  • ありがとうございます。また、役員も女性なので、女性が集まりやすい会社におのずとなっているのかもしれません。
    男性社長のベンチャーはオフィスに筋トレグッズを置いたりなど、独特な雰囲気なところが多いイメージですけど、僕はそういう感じではなく、おしゃれな感じにしていて(笑)。お菓子などを社内に食べ放題で置いています(笑)。それに僕が、男友達より、女友達のほうが多いことも理由にあるかもしれません。話題が女性の方が合って、飲みに行こう!より、「このカフェがオシャレだからいこう」ってなります。そういう感じが、うけているのかもしれません。

  • 宮内

  • 未知株式会社様の広報様ご担当者にお会いさせていただきました時に、ご担当者様に「かわいがってやってください」と言っていただいたことが衝撃的でした(笑)。

  • 下方

  • はい、もうそんな感じです、社員からの僕の扱い(笑)。あの子、実は新卒ですよ?(笑)。いただきもののお菓子とかは普通、社長の僕の分は残していたり、社長からどうぞ!というのが普通じゃないですか?もうね、僕が気付いたらお中元とかは基本的になくなっていますね(笑)。一番社長が扱い悪いです(笑)。

  • 宮内

  • 素敵な会社ですね(笑)。愛されていることが広報さんのその一言と笑顔によって一瞬でわかりました。

➁「11人に1人」の罹患率に驚いた。すぐに宮内さんにお声がけさせていただきました。

  • 宮内

  • ピンクリボン活動を応援したいと思われたきっかけをお伺いしてもよろしいですか?

  • 下方

  • やはりこれだけ女性社員が多い会社で、そしてメンバーに支えられている身として女性の健康に意識をしっかり向けている。そのことを社員にも感じてもらえるようにしたくて、この活動を応援したいと思いました。
    また11人に1人が罹患するということを知ったのが衝撃で、社会のために少しでもお役に立ちたいなと純粋に思ったのもきっかけです。
    これから弊社に来てくださる女性に少しでも女性の健康に向き合っている会社ということで安心してもらいたいというのもあります。

  • 宮内

  • ちなみに11人に1人の罹患率というのは私がお話させていただいて初めて知られましたか?

  • 下方

  • はい。「ピンクリボン」という言葉は知っていたのですが、これがどういった活動でどういうことを広めているかまでは知りませんでした。僕もまさか11人に人が罹患するとは知らず、本当に衝撃でした。
    活動もですけど、数字的なものはなかなか知っている人は少ないのではないかと思います。

  • 宮内

  • 実は数字で言うとほかにもありまして、出産経験や授乳経験がない女性はある女性に比べて、リスクが3.7倍にもなります。

  • 下方

  • えっ。それはどうしてですか?

  • 宮内

  • 女性ホルモンが影響していると言われています。働く女性にとってこの事実を知っているか知っていないかということだけでも大きく違ってくる事実だと思っています。
    これから女性の社会進出が確実に増えていく中で、こういう意識を企業様や社長様にもっていただきたいと考えてこのプロジェクトを始めました。

➂ピンクリボンと結局何をしている?

  • 宮内

  • 女性社員を多く抱える企業としてピンクリボンという活動をどう思いますか?

  • 下方

  • 素直に伸びていってほしいですね。
    名前が先行して いますが、これからは実際にどういう活動かということが広まり、乳がんに対する先ほどの「数字」ではなく「理解」が進んでいってほしいと思っています。
    働く女性が増えることにより、リスクも上がる可能性があるのであれば、それこそ僕らのような企業側がしっかりと理解して、取り組んでいく必要があるなと思っています。

➃ベビーシッターを四半期発表合宿に呼んで、社員の子供の面倒をみてもらう!

  • 宮内

  • これから働く女性がますます増えるというお話が上がっていましたが、女性の働き方についてどう考えられていますか?

  • 下方

  • 基本的には、産休・育休をしっかり取り入れること。そして時短も積極的に取り入れています。さらにこれからは従業員の家族も巻き込んであげることを考えています。
    僕らがやっていることでは3か月に1回、四半期発表の一泊二日合宿に、子供同伴OKというのを行っています。次回からはベビーシッターを合宿所にお呼びして、会の最中は面倒をみてもらうようにしようとしています。これは実は女性の役員から話が上がってきて、取り入れたのですが、こういったことからも女性ならではの視点というのはやはり欠かせないです。

➄職場でなんでも言い合える空気づくりができていることが魅力です

  • 下方

  • 職場でなんでも言い合える空気づくりができていることが一番の魅力かもしれません。
    具体的には男性の僕に向かって普通に、「今日生理しんどいので休みます」とかですね(笑)。

  • 宮内

  • うわ~すごくいい関係性ですね。そういうことが普通に言える環境ってなかなかないです。

  • 下方

  • そうですね。女性同士でそういう会話があるかもしれませんが僕、男性ですよ?(笑)。そういうことが気軽に言える環境作りができているっていうのはいいことだなと思っています!

➅読者に一言

  • 下方

  • 企業側としては女性採用も増える中で確実に女性の活躍に支えられていく社会になっていく中で、11人に1人が乳がんになるという状況。合理的に考えてもこうして記事にださせていただいたりしながら活動を支援していくべきだと思うし、女性の健康に目を向ける企業が増えていってくれればいいと思います。

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